神に触れられる。その3
続き続き!
奉納した飯の前に、偉大なる神様が降臨する・・・イメージなのか?
いよいよ神様登場のシーンです。
「自分の先生に礼する儀式なのに神様かよwww」と矛盾が生じてると、自分で言ってて気づきましたが、偉大なる師匠の魂は神様と同格でしょ。ってことで、この場では「神様」でいかせていただきます。
壇上に飾られた仮面のいくつかを降ろし、先生がその内の黄金の面を手に取ります。
真ん中の歯が抜けた変な顔・・・もといユニークな表情のおっさn・・・もとい老人の面です。
タイで芸能に携わる人たちは、前述のガネーシャ神とこの老人(ポー・ゲーという)の二柱の神様をとにかく崇めます。
ポー・ゲーが舞踊・音楽等芸能の祖、ってことなのでしょうか?知ってる人募集。
で、先生がそのポー・ゲーの面を被り、ゆっくりと舞いながらつつつ・・とステージを歩きます。
所作の一つ一つに無駄がない美しい舞、さすが先生です。
先生がステージ下の生徒たちに向き直ったかと思うと全員が先生の前にひれ伏し、私も慌てて倣いました。この辺が「神様降臨」のくだりかと思われ。
先生の口から「私は、神です」みたいなセリフが出てきた・・・と思いましたが、あまりよく分からないタイ語だったので正解は分かりません。
でも、その場の雰囲気で「あ、神様がなんか言ってる」と思うことにしました。
最初に先生方や前列のベテラン学生が9人一組で神様にそれぞれお供え物を渡します。
写真の人たちが持っているのは、劇中に使われる武器の束です。
これを神様から手渡されることで、他人へ踊りを教えることが認められるのです。
お供え物の中身がコレ。あらかじめ用意されていました。
ロウソク・線香に、銀の椀の中には緑の三角コーン。開けたら中身はこんな感じ(花・袋に入った24バーツ+1バーツ硬貨がその外に数枚)
遂に私たちの番!!
私たちからお供えを受け取った神様は、
何か唱えながら、ポー・ゲーの面、鬼の面、そして冠の順で私たちの頭にかぶせました。
この 瞬 間 ! の為に今回タイに渡ったといっても過言でないくらい、感動の体験
これで私たちは伝統ある古典舞踊が踊れるのです(てってれ~♪)←レベルアップのアレ
続いておしろいか白墨を溶かしたような白い水を指に付けて、私たちのおでこに3点チョンチョンチョンと印をつけ、聖糸を首にかけてくれました。
そしてタバコのように巻かれた葉を手渡しました。(何か入ってたのかな?)
コレを男性または男役の踊り子は右耳に、女性は左耳にかけます。
最後に私たちはガネーシャとポー・ゲーが両面に彫られた素焼きのお守りを配られ、「日々、精進なさい」と有難いお言葉をいただいて終了しました。
で、ステージを降りた途端に昨晩付け焼刃で練習した奉納の舞が始まるという。しかも予告どおり最前列で・・・
この人数圧巻・・・!!
実はステージで先生方が模範で一緒に踊っているので、ガン見しながら踊ってました(笑)
悔やまれるのは踊りが終わって元の位置に戻った時、胸ポケットが無かったので仕方なく床に置いてしまってた貰ったばかりのお守りが、楽器が置かれてた小ステージの上に移されていたのが恥ずかしかったです・・・(神様や仏様の像を低い位置に持ってくのはご法度)
日本人だからってことで、先生方は大目に見てくれてたんだろうけど・・タイ人だったら胸ポケットが無ければ手に持って踊るべきなの?
タイが、タイ舞踊が、タイ人が好きだから、こういう慣習も当然倣わないといけないし、そこに「日本人だから」を持ってくるのは反則と分かってるんだけど・・・まだまだタイ・フリークには程遠いのか・・・・
懺悔はこれくらいで、
まだ後列の生徒たちの番が続いていましたが、私たちは先に昼休憩をとるよう言われ、1階の学食へ。
大好きなママー・パッ(インスタント麺のヤキソバ)があったのでウマウマw
あと、すっごい黄緑のグァバジュース。チェンマイ大学思い出すww
食べながらふと学食のテレビを見たら、
中継されてた・・・だと・・・・!!??
昼食を終えて戻ってもまだ冠かぶせの式は続いていました。神様も大変だぁ
先に式を終えた生徒たちもだいぶくつろいだ様子で、一緒に写真を撮ったりしました。こういう時におかまちゃんと写真を撮ると、キメポーズを教えてくれるので楽しいです(笑)
ようやく全ての生徒への儀式が終わり、神様が「ではこれにてお暇しますわ」と言って、また舞を舞いながら“退室”、私たちはひれ伏してお見送りです。
そしてラスト、配られた花びら(さっきお供えしたヤツ)を、壇上の仮面に向けて「よいしょー!!」とばかりに投げて大団円!
時間にしたら半日ちょいの式でしたが、日記を書くのに1ヶ月もかかるほどの濃いー体験でした(笑)
その後、先生方からお供えしたお菓子・果物を「コレは金運が上がるお菓子だよ」とか色々教えてもらいながら味見させてもらいました。
その中でも
「このゆで玉子はバイスィー(バナナの葉で作った飾り)の上に刺さっていたものだ。お供え物の中でも一番頂上に置いたものだから口に出来たらとてもラッキー!他の人も狙ってるから誰にも見せないで皆で食べな!!」と貴重なものまでいただいてきました。幸運の味や・・・
日本ではどう間違えても体験できないワイクルー・・・1回受けときゃいいらしいけど、一生に1回じゃもったいない!そんな不思議な魅力です・・・(笑)
奉納した飯の前に、偉大なる神様が降臨する・・・イメージなのか?
いよいよ神様登場のシーンです。
「自分の先生に礼する儀式なのに神様かよwww」と矛盾が生じてると、自分で言ってて気づきましたが、偉大なる師匠の魂は神様と同格でしょ。ってことで、この場では「神様」でいかせていただきます。
壇上に飾られた仮面のいくつかを降ろし、先生がその内の黄金の面を手に取ります。
真ん中の歯が抜けた変な顔・・・もといユニークな表情のおっさn・・・もとい老人の面です。
タイで芸能に携わる人たちは、前述のガネーシャ神とこの老人(ポー・ゲーという)の二柱の神様をとにかく崇めます。
ポー・ゲーが舞踊・音楽等芸能の祖、ってことなのでしょうか?知ってる人募集。
で、先生がそのポー・ゲーの面を被り、ゆっくりと舞いながらつつつ・・とステージを歩きます。
所作の一つ一つに無駄がない美しい舞、さすが先生です。
先生がステージ下の生徒たちに向き直ったかと思うと全員が先生の前にひれ伏し、私も慌てて倣いました。この辺が「神様降臨」のくだりかと思われ。
先生の口から「私は、神です」みたいなセリフが出てきた・・・と思いましたが、あまりよく分からないタイ語だったので正解は分かりません。
でも、その場の雰囲気で「あ、神様がなんか言ってる」と思うことにしました。
最初に先生方や前列のベテラン学生が9人一組で神様にそれぞれお供え物を渡します。
写真の人たちが持っているのは、劇中に使われる武器の束です。
これを神様から手渡されることで、他人へ踊りを教えることが認められるのです。
お供え物の中身がコレ。あらかじめ用意されていました。
ロウソク・線香に、銀の椀の中には緑の三角コーン。開けたら中身はこんな感じ(花・袋に入った24バーツ+1バーツ硬貨がその外に数枚)
遂に私たちの番!!
私たちからお供えを受け取った神様は、
何か唱えながら、ポー・ゲーの面、鬼の面、そして冠の順で私たちの頭にかぶせました。
この 瞬 間 ! の為に今回タイに渡ったといっても過言でないくらい、感動の体験
これで私たちは伝統ある古典舞踊が踊れるのです(てってれ~♪)←レベルアップのアレ
続いておしろいか白墨を溶かしたような白い水を指に付けて、私たちのおでこに3点チョンチョンチョンと印をつけ、聖糸を首にかけてくれました。
そしてタバコのように巻かれた葉を手渡しました。(何か入ってたのかな?)
コレを男性または男役の踊り子は右耳に、女性は左耳にかけます。
最後に私たちはガネーシャとポー・ゲーが両面に彫られた素焼きのお守りを配られ、「日々、精進なさい」と有難いお言葉をいただいて終了しました。
で、ステージを降りた途端に昨晩付け焼刃で練習した奉納の舞が始まるという。しかも予告どおり最前列で・・・
この人数圧巻・・・!!
実はステージで先生方が模範で一緒に踊っているので、ガン見しながら踊ってました(笑)
悔やまれるのは踊りが終わって元の位置に戻った時、胸ポケットが無かったので仕方なく床に置いてしまってた貰ったばかりのお守りが、楽器が置かれてた小ステージの上に移されていたのが恥ずかしかったです・・・(神様や仏様の像を低い位置に持ってくのはご法度)
日本人だからってことで、先生方は大目に見てくれてたんだろうけど・・タイ人だったら胸ポケットが無ければ手に持って踊るべきなの?
タイが、タイ舞踊が、タイ人が好きだから、こういう慣習も当然倣わないといけないし、そこに「日本人だから」を持ってくるのは反則と分かってるんだけど・・・まだまだタイ・フリークには程遠いのか・・・・
懺悔はこれくらいで、
まだ後列の生徒たちの番が続いていましたが、私たちは先に昼休憩をとるよう言われ、1階の学食へ。
大好きなママー・パッ(インスタント麺のヤキソバ)があったのでウマウマw
あと、すっごい黄緑のグァバジュース。チェンマイ大学思い出すww
食べながらふと学食のテレビを見たら、
中継されてた・・・だと・・・・!!??
昼食を終えて戻ってもまだ冠かぶせの式は続いていました。神様も大変だぁ
先に式を終えた生徒たちもだいぶくつろいだ様子で、一緒に写真を撮ったりしました。こういう時におかまちゃんと写真を撮ると、キメポーズを教えてくれるので楽しいです(笑)
ようやく全ての生徒への儀式が終わり、神様が「ではこれにてお暇しますわ」と言って、また舞を舞いながら“退室”、私たちはひれ伏してお見送りです。
そしてラスト、配られた花びら(さっきお供えしたヤツ)を、壇上の仮面に向けて「よいしょー!!」とばかりに投げて大団円!
時間にしたら半日ちょいの式でしたが、日記を書くのに1ヶ月もかかるほどの濃いー体験でした(笑)
その後、先生方からお供えしたお菓子・果物を「コレは金運が上がるお菓子だよ」とか色々教えてもらいながら味見させてもらいました。
その中でも
「このゆで玉子はバイスィー(バナナの葉で作った飾り)の上に刺さっていたものだ。お供え物の中でも一番頂上に置いたものだから口に出来たらとてもラッキー!他の人も狙ってるから誰にも見せないで皆で食べな!!」と貴重なものまでいただいてきました。幸運の味や・・・
日本ではどう間違えても体験できないワイクルー・・・1回受けときゃいいらしいけど、一生に1回じゃもったいない!そんな不思議な魅力です・・・(笑)
by max-i
| 2010-08-25 02:54
| タイの話
茉莉の日常。あとタイ(チェンマイ)、福岡ソフトバンクホークスについても少々。
by max-i
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